本日開催されましたWRO2013Japan決勝大会の結果について報告します。
ツイッターなどで流していた通り、中山君、坪本君、柳澤君の3人チームの404高岡押忍!が3位入賞を果たし、国際大会への出場権を得ました。
サプライズルールは配置する持ち物(バティック)が1つ増え、その増えた分を新たに増設された備蓄庫に置いてくるというものでした。
バティックが増えるというのは予想の範囲内で、子どもたちはすでに対応を済ましていましたし、狭いコース内で正確に移動させるためのテクニックも十分身に付けているはずでした。子どもたちも自分も余裕な気分でいたのですが、実際に動かしてみると挙動が安定せず思うように進みませんでした。
事前に「サプライズへの対応がうまく行かなかったら、それを無視し、県大会と同じコースを走るプログラムを入れて点数を確保すること」を約束していたので、子どもたちはそれを実行しましたが、プログラムをインストールした後、調整時間終了となり、試合の場で実際にやってみるとやはりうまく行きませんでした。バティックを3個正しく置き、空き缶を押したところで変な動きが始まり、50点という結果に終わりました。
2回目に向けての調整では坪本君が「NXT本体の暴走かも知れない」と思い出し、バッテリーを変えてみることにすると、嘘のように挙動が戻り、きれいに予想通り動くようになりました。3回ほど微調整した後時間切れになり、2回目の試技を行いました。
2回目の試技では打ち出したバティックがセンサーに接触し、ひとつ入れることができずパーフェクトは逃しましたが、合計100点を稼ぎ出し3位に入賞することができました。
2回目の試技までひたすらに祈り続ける子どもたちの姿が印象的でした。
2回目の試技では、1回目失敗したスタート時のセッティングを3人でチェックし合い、ものすごく慎重な態度で取り組んでいました。入念なチェックのあとのスタート、誰もが成功を疑いませんでしたが、なんと不運なことにこれまで一度も起きなかったカラーセンサーにバティックが接触するという事故が発生し、20点マイナス。その他はサプライズルールもゴールの条件も全て満たしましたがパーフェクトはなりませんでした。
子どもたちに確認すると、打ち出し機構のパーツが緩み、センサーの支持部が不安定になっていたということでした。さらに後ほど中山さんのビデオを見直すと2回目の試技では毎回ぶつかっていたことが分かりました。
練習会で取り組んだことを思い出し、何度も危機を救った坪本君。
言い聞かせた注意点をよく覚えていて、熱中するみんなを冷静にさせた柳澤君。
6年生として強力なリーダーシップでみんなをまとめた中山君。
なんと言っても一番の収穫はサブルーチン0(中山式)の開発です。
(これは11月の講習会でも共有します。)
3人とも大きく成長しました。
中山君は「あれさえ締めてれば優勝できたんに・・・。」と凹んでいましたが、帰りの電車の中では「すぐ練習を始めたい」と意気込んでいます。
土曜日から早速、2カ月間の練習が始まります。
みなさんの応援をお願いします!
今年こそ世界一だ~!
写真は国際大会が終わるまでパスワードで保護してあります。
https://robot.e-nat.org/?p=2132