2022年度の講習会が始まりました。
コロナ禍で低迷していた受講者数も今年はようやく例年並みに戻りました。
今日は、学生さんを含む多くのスタッフが参加してくれ、楽しく講習することができました。

保護者のみなさんも呼び掛けに応じて多くの方が子供たちと一緒に受講し、一緒に考えてくださいました。子供たちにとってはもちろん初めての経験ですが、こんな技術はぼくらが子供の頃には夢のような話でした。
ぜひ、保護者のみなさんも一緒に楽しんでいただきたいと思っています。

講習会でもお話ししたのですが、プログラミングは抽象的でとても理解するのが難しいものです。ですが、ロボットを介することで、自分の命令が間違っていたか、正しかったか一目瞭然で理解することができます。コンピューターを介してロボットを操作できるということは、この世界でちゃんと働ける、この世界を変えることができる力を手に入れているということです。

プログラミングを画面の中に閉じ込めることなく、それが現実の生活をどのように変えられるかということまで考えてくれたらとてもうれしいです。

前期は「ロボットをねらい通りに動かすプログラムの方法」を学習し、10月からの後期は「それを使ってどう社会を変えていけるか」ということを考えていただきます。

手弁当のボランティアであるNATが、高価なキットを使ってロボットのプログラミングを継続する意味はここにあります。(ぶっちゃけ、「ただ楽しい」っていうのが大きいのですが(笑))

ぼくは、ロボット・プログラミングは夢の叶え方の学習だと考えています。
「線に沿って走らせたい」「物をつかんでねらったところに入れさせたい」というような小さな目標ですら、ひとつひとつ多くの試行錯誤が必要になるでしょう。でも、そのイメージを実現できたときの喜びは経験したことがない人には決して理解できないものです。

イメージをもって、繰り返し取り組み、その過程で多くのことを考え、多くのことを学ぶ。

みなさんには、ぜひ夢を叶えるトレーニングに果敢にチャレンジしてほしいと思っています。

1年間、よろしくお願いいたします。